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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第18章 愛縛 〜縛愛〜


「猫耳としっぽと首輪つけて、『許してにゃん』ってゴロゴロしたら許してあげりゅ」

「………は?」

待て…澪、そんな性癖あったん?後、"あげりゅ"てなんや。可愛すぎて犯したい……やなくて、危なかった。逆に澪の猫耳想像して、暴走するとこだった。

さすがにそれは…したくない。どうする…?へにゃへにゃ笑う澪を見つめた。酔っとるから言ってるだけやんな?ほんまにさせるつもりなん?いや、これが澪の本当の性癖……。

見つめながらふるふると首を振ったが、澪は可愛い顔で笑ってるだけ…はっ!そもそも、そんなもんうちにはない。

「それ、持ってへんから…別のことにしてくれへん?堪忍やぁ」

ないもんは出来へん。安心しながら澪に笑いかける。

「買う…買うからして。じゃないと許さない〜」

困ったな…嫌やねんけど。でも、許してもらえるならした方が…。

「今、全力でゆ、許してにゃん言うから、それで勘弁してくれへん?」

ぶんぶんと首を振られた。まあ、そやろなぁ…ちゅーか、ほんまにそれで許してくれるん?許してくれるようには思えない。酔った勢いで言っただけだろう。

とりあえず水を飲ませて、寝よかと顔を覗き込んだ。そしたら、また頬を膨らませた。そのまま立ち上がり、千鳥足でリビングを出て行こうとする。すぐに追いかけ声をかけた。

「危ないから触ってええ?」

身体を預けてきたので、肩を支えながら寝室に向かった。
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