第18章 愛縛 〜縛愛〜
その後も澪は口を開けて、僕からのプリンを待っていた。甘えてくれている。そう思うだけで、堪らなく嬉しかった。
食べ終わって顔を近付けようとすれば、逃げられる。自嘲気味に笑って、また髪を撫でた。手を握ろうとゆっくり触れれば、スーッと逃げていった。
もっといっぱい強引に触れたいけど、申し訳なさげに拒む澪が可愛い。
澪はビールを一気に流し込んで、1本空けてしまった。大丈夫なんか?酒弱いやろ…。
「水飲むか?」
軽く頭を撫でて水を取りに行く。飲むかと聞いたが、返事を聞く気がないので意味はない。さすがに飲ませないとまずいからだ。
少し飲むといらないと言う澪からコップを離し、頬を赤くした顔をジッと見つめた。可愛すぎて目が離せん。
見ていると眉間に皺を寄せて顔を背けてしまった。はよどうにかせんと、澪の気持ちが離れてまう…今までの自分を後悔してもし切れない。