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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第18章 愛縛 〜縛愛〜


ベッドに横になり、隣でスマホを弄る宗四郎を見つめる。いつもは布団に入るとスマホを弄らないのに、珍しい…。プライベート用のスマホ…誰かと連絡を取っているのだろうか。

詮索をすれば嫌がると思い、目を瞑った。気になる…けど、我慢した。嫌われたくない。

少しすると明かりが消え、私に覆い被さり、おやすみと呟いて唇を重ねる。そのまま目を瞑っていると、宗四郎は寝室を出ていった。

不審に思い、少ししてから後を追いかける。リビングに近付くと声が聞こえてきた。扉に近付き、耳を澄ます。

「やからせぇへんて。今は澪で足りとる」

なんの話をしてるの?私で足りてる?宗四郎の言っていることがわからなかった。誰と話してるの?いつも私が眠った後、こうやって誰かと話してるの?

あまり長くいると気付かれるので、すぐに寝室に戻った。もう信じられると思ったのに、あなたはまだ隠し事があるの?

眠れなくて、このベッドにいるせいだと思い、自室へと忍足で向かった。

確かめたい…だけど、怖い。真実を知るのが…。
でもその時はあまり時が経たずにやってきた。
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