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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第18章 愛縛 〜縛愛〜


「ちょ、ちょっと待ってください!結婚の話は終わりですか!?理解出来てないんですけど…」

結構ちゃんと説明したと思ったんだけども…宗四郎が。

「やから…僕がモテすぎてなぁ?いろいろ面倒やから、亜白隊長が澪と偽装結婚しろ言うたんや。偽装言うても、僕ら元々両想いやねん」

そういうこっちゃと宗四郎はもう一度説明した。日比野さんは首を傾げた。思わず吹き出してしまう。日比野さん、ここまで言っても理解出来てないの?

宗四郎…と声をかけるとんー?と返ってくる。

「好きだよ」

「えーなんや、デレデレやん。僕も」

日比野さんは少し固まった後、えぇええええと大声を上げた。やっと理解出来たらしい。結婚は嘘だけど気持ちは本物ってことすか?と、声が大きい。

日比野さんにきこるんにも伝えておいて欲しいとお願いしていると、宗四郎はどこかの駐車場に車を止めた。

「澪、待っとって」

「え…行っちゃダメ?」

ジッと宗四郎を見つめると表情が崩れて、おいでと言ってくれる。

「可愛ええからちゅーさせて」

心臓がどくんと跳ねて、日比野さんは慌てて車から降りていった。宗四郎も降りてこちらに回ってくる。身体を車の中に入れた彼は、一瞬だけ唇を触れさせて、私の手を引き車から降ろさせた。
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