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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第17章 愛縛 〜呟愛〜


カーテンの隙間から漏れる光に目を覚まし、ボーッとしながら辺りを見回す。宗四郎の姿が見当たらない。先に起きてご飯を作ってくれているのかも。

寝室の扉が開き、その姿をボーッと眺めた。まだ少しぼやける視界だが、愛しい人の姿なんて、目を閉じていてもわかる。

「起きとったん?おはよ、澪…」

「ん、おは…んっ、んぅ…」

近付いてきた彼はすぐに唇を重ね、舌を絡める。なんでいつも寝起きからこんなキスするの…。
宗四郎の服を掴んで後ろに倒れると、宗四郎も一緒に倒れてきて、より一層激しく舌を絡ませる。

上顎の奥を擽って離れていく舌に寂しさを感じる。寝起きは嫌だと思っているのに、絆されてしまう。

「…朝からえろい顔せんで。抱きたなる」

むすっと頬を膨らませると、可愛ええと呟きながら触れるだけのキスを何度も落とされた。

「さて、飯食う前に…」

「え?あ、ちょ…んあぁ、あっ」

中指と薬指を舐めて唾液に塗れると、手の平は茂みに触れた。膝を持って開かれると、舌を出して唾液を零す。零れた雫が陰核に触れた。

親指で陰核を撫でながら、唾液で濡れた指をゆっくり沈めてくる。少し慣らして柔らかくなると、ぐちゅぐちゅと水音を立てながら激しく掻き回した。

「んぅ、ぁあっ!朝から…あんっ、やぁ…」

「あーあ、ええ声出しとるねぇ…朝から」

腰を震わせ伸縮するナカを容赦なく掻き回し続ける。陰核も親指で擦られて、呆気なく二度目の絶頂を迎えた。

「もう2回もイってもうたの?……僕以外に触られても、こんなんやろか」

「っ、違う!……たぶん…他は知らない」

宗四郎はニコニコと笑いながら指を引き抜いて、愛液で濡れた指を舐めた。
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