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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第16章 愛縛 〜爆愛〜


今日は宗四郎さんも真っ直ぐ帰ってきて、一緒にご飯を作る。

「もうアヤとは会わんから、これからはちゃんと言いたいこと言い?」

頷いて手を動かす。

「……なんで、会ってたの?」

料理をしながらなら、気軽に聞けると思った。もし、私への気持ちが全て偽装だと言うなら、私はどうしたらいいのだろう。

キャベツを千切りしながら、ただ宗四郎さんの言葉を待った。何も考えなければいい。

「たまたま街で会うてな?それから会わへんと、澪ちゃんに何するかわからん言われて…それでやな」

私の為…?
宗四郎さんの話はまだ続くらしく、ただ黙っていた。

「会う度に付き合えって迫られとった。あ…付き合うてへんからな?セックスもしとらん。信じて」

澪としたいと後ろから抱きつかれて、包丁から手を離してしまう。危ないんだけど…怪我をしたらどうする。

耳元で名前を囁かれ、頬に添えた手に引き寄せられる。顔を振り向かると、唇が重なった。押し込まれた舌が触れ、身体から力が抜けていく。

お腹に回っていた手がだんだんと上がってきて膨らみに触れたので、すぐに腕を掴んだけど、力は入らない。やがて、膨らみを包み込まれて、優しく揉まれた。

唇は離れなくて、胸を揉むのに飽きたのか、服の上からブラをずらして突起を爪で弾かれる。身体が跳ねて、身体は余計密着した。
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