第14章 愛縛 〜抱愛〜
「まだ目ぇ覚めとらん?…ちんこ挿れたら覚めるんとちゃう?」
指がゆっくり入ってきて、気持ちいいところをノックするように優しくトントンと刺激する。ボーッとしたまま、身体だけが正直だった。
眠いのにもっと欲しい、もっと触って。大好きな宗四郎さんに触られてるのが嬉しい。このまま私だけを見てくれたらいいのに…。
目を開けていることが出来ず、瞑って身体だけ反応していると、起きとる?と笑われた。こんなに反応してしまっているのに、寝てたらすごいよ…。
息が荒くなってきて、鼓動も早くなる。頭の中が宗四郎さんだけになる。
グッと奥に押し込まれて指先が奥に触れ、ぐちゅぐちゅと水音が鳴る程激しく、膣壁を撫でながら出し入れされる。そんなことをされれば、すぐに膝を閉じて、腰を震わせた。
「澪…ええ?澪が欲しい」
宗四郎さんの熱が膣口に触れる。勝手に膣がパクパクして飲み込もうとしている。宗四郎さんが嬉しそうに笑う声が聞こえた。
「ふふ、まだあかんよ。ゴムつけてへん」
ギシッ…と私の身体の横に手をついてナイトテーブルに手を伸ばしているようだ。薄らと目を開けて、クルクルとつけていく彼を見つめた。
ぴとっ…と触れた熱に心が高揚した。