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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第13章 宵闇 〜恋闇〜


「もっかい潮吹きする?させたってもええで。ほんで、イキ顔見せて」

私に触れる手とは反対の手を差し出されて、その手を掴むと引っ張られ、宗四郎さんの顔が目の前になる。鼻がくっつきそう…。

「澪のこないな姿、僕だけが知っとる思たら……壊してまいたなる。ええ?」

もう壊れてる…そう思いながら、その唇を塞いだ。
ナカで蠢く彼の指を感じながら、主導権を握られた舌は激しく絡められ、上顎の奥を擽られてビクビクと反応した。

舌を伸ばしながら唇を離すと、宗四郎さんの口の中にだらだらと唾液が零れていく。

「上も下も……だらしない口やなぁ…気持ち良すぎて何も考えられん?」

「はぁ…あっ、ん…きもちい…あ…宗四郎さんに、触られるの、すき…あんっ」

そうか…と呟いて微笑むと、指の動きが激しくなり、呆気なく達して宗四郎さんの腕をまた濡らした。

親指で陰核を擦りながらゆっくり抜かれていく。
身体の力が抜け、宗四郎さんの身体を避けて倒れた。腰のところが冷たい。

「イキ顔、めっちゃ可愛いかったわ。……無理させてもうたな。大丈夫か?」

ごめんなと額にキスを落とされて、全てが幸福に包まれていく。

宗四郎さんの寝室は甘だるく暑かった。
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