第13章 宵闇 〜恋闇〜
「んっ…あっ、あ…あぁあっ!!…っ、あ、まっ、て!今、まだ…あっ!」
舌で激しく愛撫され、ぢゅっと吸われると背中を逸らして嬌声を上げる。熱が込み上げ弾けた。それでも刺激は止まず、陰核を舐められながらくちゅくちゅと指を出し入れされる。
「口、止まっとるで。はよ僕のこともイかせて。やないと…僕、止まらんで?」
声が少し弾んでいて、楽しんでいるのだと気付いた。
無理だよ…こんなにされて出来るわけない。身体が熱くて、腰の震えは止まらないし…声も抑えられない。やっぱり私じゃ、気持ち良く出来ない…。
なんとか咥え直して、脳が蕩けてしまいそうなのを必死に食い止めた。でも、息が苦しくてすぐに離してしまう。
何度も達して耐えられなくなり、慌てて逃げて足の間に蹲った。
「あ……急に動いたらあかんやん、指挿れとるんやから…痛くしてへん?」
「ん…大丈夫」
陰茎の横に顔を寄せて舌を這わせる。握りながら先を指で撫でて、少し彼の顔を見上げた。
恍惚とした表情を浮かべて私を見ていた。赤紫と目が合って心臓が跳ねる。
未だに腰を震わせながら必死に奉仕を続ける。前にお風呂でされた時のように激しく動かして、喉の奥に入っても我慢して続けた。
体感30分くらいしていた気がする。やっぱり、気持ち良くないのかな…。
顎も限界に近付いてきて、宗四郎さんの陰部は私の唾液でびしょびしょになっていた。
「ごめん、澪っ……イ、くっ!」
軽く腰が揺れて、陰茎が脈打つ。
吐き出された熱が零れないように口を離す。起き上がって軽く口を開けながら荒い息を繰り返した。
口の中のモノが少し匂いを増していく。
軽く舌を出して指で掬って見てみると、なんだか嬉しかった。また口に戻して喉を上下させた。
「…はぁ、はぁ……ええ顔しとる…ごめんな、疲れたやろ」
正直疲れているが、首を振って笑った。