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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第7章 仮契 〜甘契〜


「切るのは出来ます!後は私がやるので!」

「なんや気合い入っとるなぁ。ほな、任せよか」

野菜を刻んだり薄切りにする。下処理をした野菜を炒めて、挽肉を加えてまた炒めた。トマトソースを加えて、味を整えてから煮込んだ。そう、ミートソースを作っている。

ミートソースを煮込んでいる間にホワイトソースを作って、もう少しミートソースを煮込むことにした。

「なんで、ミートソースとかホワイトソースも作ることにしたん?」

「その方が美味しいじゃないですか。美味しいもの、食べてもらいたいんです」

ふーん…と鼻を鳴らしながらも、優しげに微笑んでいた。好きな人に作るなら、ちゃんと全部、自分で作りたい。

ミートソースが出来るまでにサラダ用の野菜を切っておいた。

ミートソースが出来て、耐熱皿にミートソース、ラザニアシート、ホワイトソース、チーズと順番に入れていく。何層か繰り返した後、オーブンに入れてスイッチを押した。
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