第7章 仮契 〜甘契〜
運ばれてきた料理に手をつけて、食べているとずっと視線を感じる。その視線の先を辿ると、副隊長がカツサンドに齧り付きながらこちらを見ていた。
喉仏が上下すると、一口ちょーだいと八重歯を見せている。皿を差し出すが、あ…と八重歯を覗かせながら、口を開けている。
「…自分で食べてください」
「ええやん、食わして。かっこええ旦那が待ってますよー」
仕方なくフォークでパスタを巻き、副隊長の口へ持っていく。フォークはぷるぷると震えていた。副隊長はその震えを気にすることなく、パスタを口に含み咀嚼する。
心臓痛いな…。