第17章 無一郎の嫉妬と意地悪〜時透無一郎【強R18】
そして夜になった。
無一郎に、凛が就寝してから部屋に来るように言われていた。
凛の部屋は静かなので寝たと思い無一郎の部屋に向かった。
中から何か声がしていた。ゆきは不思議に思い戸を開けた。
寝転んだ無一郎の上に馬乗りになっている凛がいた。
突然の事でゆきは声が出なかった。
一番驚いた顔をしていたのは無一郎だった。
「え?なんでゆきがそこにいるの?」
無一郎は、慌てて灯りをつけた。自分の上にいる者の顔を見ると凛だった。
「いつもゆきお姉様が使っている練り香水をつけたんです。真っ暗だったしバレないと思って」
無一郎は、慌てて凛を払い除けた。「師範と初めて口づけ出来ました。幸せです」
凛の浴衣がかなり乱れていた。口づけ以上の事も行われていたのだろうと一目瞭然だった。
ゆきは、後退りして部屋に戻って行った。
無一郎は、凛を部屋に残してゆきの元へ向かった。
「あの…すっかり騙された…ゆきの香りがしたし暗くて…」
無一郎は焦って言葉がうまく出ない
ゆきは、さっき見た光景を再現した。無一郎に馬乗りになった。床に両手を突いて覆い被さった。
さっきとは違うどこかゆきからは、色気が溢れていた。全然違うかった。上に乗られているだけなのに、体が疼いてくる。凛の時はならなかった。
ゆきが無一郎の浴衣の紐を外した。浴衣を開くとたくましい体が現れた。
上で自分の腰紐の外した。綺麗な胸がはち切れんばかりに出てきた。
ゆきはそのまま無一郎の上に倒れ込んだ。肌と肌が触れ合う。
柔らかい胸の感触が一気に自分の鍛えられた胸板の上に重なる。
それだけでゆきが欲しくなる。
無一郎は浴衣の下から手を這わしゆきのお尻に触れた。
びくっと反応するゆきに耐えられなくなり体勢を逆転した。
激しく口づけをした。舌も絡めた。ゆきの目がトロンとしてきている。胸も優しく愛撫した。指で愛撫したあと口で舌で吸ったり転がしたりゆきが、甘い声を出すように攻め続けた。
「あんっあっんっ」
潤んだ瞳で喘いでいるそんなゆきに欲情が止まらない。
でもふと頭を過ぎるこの表情、声、反応
全部冨岡さんは知っているんだと…