第86章 無一郎と美月の秘密【R18】
「あの……む、無一郎くん、まだ明るいから恥ずかしいよ…」
障子の隙間から差し込む西日が、露わになっていくゆきの体を鮮明に浮かび上がらせる。
戸惑い、身を震わせるゆきに構わず、無一郎の指先は迷いなく隊服のボタンを解いていった。
「何もしないよ。湿布を貼り替えるだけだから…安心して」
耳元で囁かれる甘い声とは裏腹に、無一郎の目は妙に熱っぽい…。
やがて最後の一枚が肩から滑り落ち、一糸纏わぬゆきの背中が見えた。
「ひゃっ……」
湿布薬の冷たい感触が肌に触れた瞬間、ゆきは背筋を弓なりに反らせた。
無防備に突き出されたお尻の柔らかな曲線と、キュッと締まった腰…。
無一郎はその官能的で妖艶な美しさに、言葉を失い見惚れてしまった。
しかし、透き通るような肌に広がる痣を見つけた瞬間、無一郎の表情が曇った。
「こんなに綺麗な体を傷つけて…。冨岡さん許せない」
低い声が響くと同時に、無一郎の唇が湿布のすぐ横、熱を持った痣の上に吸い付くように押し当てられた。
「あ…んっ、無一郎くん…?」
柔らかな肉を吸い上げ、舌先で愛撫するような口づけ。
背中から伝わる無一郎の舌の感触に、ゆきの下腹部がキュンと疼いた…。
貼り替えるだけだと言ったはずの無一郎の手が、いつの間にか腰から脇腹へと這い上がり、胸を隠すように重ねていたゆきの腕を優しく、割り開いた。
「もう少し…、このまま見ていたい。君の全部」
熱い視線が、痣だけでなく、露わになったゆきの全てを滑るように撫でる。
恥ずかしくて肌を桜色に染め、震えるゆきを堪能するように、無一郎は再びその白い肌へ深く、深く、吸い付くように唇を落とした。
「む、無一郎くん…もう、着てもいい? お願い…」
限界まで高まった鼓動に耐えきれず、ゆきは泣きそうな声で聞いた。
無一郎は最後に、ゆっくりねっとりと背筋を舌でなぞると、ようやく満足げに吐息を漏らした。
「…ん、いいよ」
許可が出た瞬間、ゆきは震える手で羽織を掴み、無一郎から逃げるように体を包み込んだ。
「そんな慌てないでよ…何もしないから…」
そんなゆきを見て無一郎は、明日も一人で義勇の所へ行かしたくないと強く思った…