第10章 欲望のままに〜冨岡義勇【R18強】
ゆきは物音を立てないようにゆっくり戸を開けて中へ入った。
「気が変わった」
声のする方を見ると義勇が立っていた。
義勇は、軽々とゆきを抱き上げて自分の部屋に連れて行き布団の上にゆきを寝かせた。
ゆきの上で、浴衣の腰紐を外しながら義勇が覆い被さった。
「し、師範?」
すぐに唇を塞がれた。「ふっ、んっ」義勇の指がゆきの浴衣の腰紐をといていく。
「や、いや」
構わずに、どんどんゆきの身体に指を這わしてくる。無一郎よりも大きな手。お腹から胸まで丁寧に這わしていく。
胸元はもうすでに露わになっている。胸に唇を落とした。
「あんっ」甘い声が響いた。義勇の舌が胸の先を刺激する。
ゆきの下腹部がどんどん熱くなってくる。
その部分に義勇の指が伸びてきた。
「だめやめてっ」
ゆきは、甘い声を出しながら反り返る。
「あっ…」
「はぁはぁ、、、」
息も荒くなる。義勇が耳元で囁いた。
「時透ともこんな事したのか?」
目をじっと見てくる、、、。答えられず目を逸らした。
顔を義勇の方に向かされたと同時に熱いものが入ってきた。
「俺を見ろ」
「あっ、あっん、はっ、や、やめてください」
だが突かれる度に快感に襲われる。
「はっ、はっ、んっ」
部屋中にゆきの喘ぎ声が広がる。
冨岡義勇〜side
俺の腕の中でよがるゆきがたまらなく愛おしい。
だが、時透にもこの姿を見せたことがあるのが許せない。
俺は上手く相手に思いを伝えることが苦手だ。せめて体でだけでも愛おしさを伝えたい。
「し、しはんっもうっ止めてくだっ、、、さい」
義勇はその言葉を無視して腰を振り続けた。少ししてゆきが、ビクッとして果てたようだった。
それでも義勇は辞めなかった。
「もう、、やめっおかしくなっちゃう、、、」
ゆきをうつ伏せにさせて後ろからまた突いた。布団をぎゅっと握る手を見てまた欲情してきた。
ゆきは、抵抗する力もなくなりされるがままだった。やがて義勇は自らも果ててその証をゆきの背中に出した。
「うっ…ゆきっ」
「はぁはぁはぁ、、、」「はぁはぁ、、」二人の荒い息遣いが響いていた。