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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第7章 疑心暗鬼~時透無一郎


「もう本当に移動しないと鬼がでるかも。」
流石に泣き止んだゆきに無一郎が言った。
「すみません。もう大丈夫です」

「じゃあ蝶屋敷に行くよ」

「え?何故ですか?」

「柱合会議でお館様の話ちゃんと聞いてたの?僕達明日から任務に行く者達は蝶屋敷にて体を調整して出発って言われただろ。」

「聞いてなかったです、、、」
申し訳なさそうに下を向いて謝るゆきが可愛かった。

「抜けてるとこあるからなー。こういうとこがね。とにかく早く蝶屋敷に戻ろう。」

ーーーーーーーーーーーーーー

ー蝶屋敷の診察室ー

「冨岡さん以前の傷の治り具合見ますので、上脱いでください。」

落ち着かない様子の義勇がいた。

「見てもらわなくても大丈夫だ」

「だめです。任務前の診察ですよ。」
義勇は、渋々脱いだ。



蝶屋敷の入り口では、凛が無一郎の帰りを待っていた。
「どこ行ってたんですか?心配しましたよ(泣)」
無一郎に、凛は抱きつこうとしたが、スッとかわされてしまった。

「あれ?ゆきお姉様?冨岡さんが探してましたよ」

「えっ?そ、そう」

「今診察室に居るから行ってみたら?」

その場で動かないゆきを無一郎が手を引いて診察室に向かった。

扉を開けようと無一郎がノブに手をかけた。

中には、上半身裸の義勇に抱きつくような感じで寄り添うしのぶがいた。 

急に立ち止まる無一郎に、ゆきがびっくりしてぶつかった。
無一郎の視線の先をみた。

「ぎ、ぎゆうさん?」

こちらを見てしのぶは微笑んできた。

「あらあら。お二人さん楽しんで来られましたか?」

義勇が慌ててこちらを向いた。

何とも言えない表情のゆきがこちらを見ていた。

「すいません。お二人こそお楽しみ中みたいで。僕達は失礼します。行くよゆき」

呆然とするゆきの肩を抱いて無一郎は部屋を出ていった。

ーーーーーー

縁側に元気なく腰かけるゆきの隣には、無一郎がついていた。

「明日から任務なのに、、、。」

ポツリとゆきが呟いた。

無一郎はゆきの肩を抱いた。

「危なくなったら僕が守ってあげる。継子じゃなくなったけどゆきは大事だから。僕は君が好きだから、、、。」

自然と唇が重なった、、。




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