第52章 私のカラダ〜冨岡義勇 時透無一郎【R強強】
屋敷に着くと凛の姿が無かった。
「今夜も凛が居ないから私を泊めてくれるの?」
無一郎は、どこかはぐらかした様子でゆきの手を引き部屋に連れて行った。
そしてすぐに、くちづけを落とした。
「んっ…」
何度も深く舌をからめしてくる…。
「待って…凛は今日居ないの?」
「そんなのどうでもいいでしょ?」
無一郎は、ゆきの両手を上にあげ壁に抑え込んだ。
「ま、待って!凛がいる時には何で呼んでくれないの?」
無一郎は、無視してゆきの隊服のボタンをはずしていく。
「聞いてるの?無一郎くん?」
「黙って…」
「私と無一郎くんはどんな関係なの?」
無一郎は、ゆきの隊服を脱がせた…。綺麗な体が現れた。
話を無視してゆきの胸に無一郎は触れた…。
「ねぇ…無一郎くん?」
ベルトにも手をやり緩めた…
ズボンがすとんと下に落ちた…
「まるで、凛と無一郎くんが本当に好きあっていて私は無一郎くんの…欲を満たす道具みたい…」
無一郎の動きが止まった。
「何言ってるの?」
「無一郎くん…寒いよ…服着ていい?」
ゆきが、隊服を着始めた…その様子を無一郎は驚いて見ていた。
「…凛は今日屋敷には居ない。居ないほうが気兼ねしないから…」
「だから…なんで私を気にしてくれるんじゃなくて凛に気を使うの?そこが変だよ…」
「どうしちゃったの?やけに僕に突っかかってくるけど…」
ゆきは、無一郎の部屋から出た。無一郎は、後をついて行った。
「何処行くの?」
「帰るの」
廊下で隠達が、何か揉めているのに気づいて道を開けた。
「待って!」
「帰る」
無一郎は、さっさとゆきに追い付き抱き上げた。
ゆきの耳元で囁いた。
「帰さないし今日は寝かさない僕にこんな態度を取った罰だよ…」
「やっ離して帰る!」
隠達もオロオロして見ている。銀子が心配そうに縁側から見ていた。
「ぎ、銀子ちゃん!義勇さんに迎えに来てって伝えて!」
無一郎は、ゆきの口を塞いだ。
「銀子…御主人様は僕だよ…伝えなくていいからね」
「ワ、ワカッタワヨ…」
バタバタ暴れるゆきを抱いて無一郎は、部屋に入って行った。
隠達が、ざわついた…
「なんか修羅場だよな」