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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第52章 私のカラダ〜冨岡義勇 時透無一郎【R強強】


次の朝俺が目を覚ますとゆきはすでに隊服に着替えていた。

「師範おはようございます。今日やっと出れますね。」

「あ、ああ…早いな」

「…」

変な空気が流れていた


ふすまの向こうから隊士のゆずの声がした。

「おはようございます午前のうちに蟲柱様が診察にまいります」

「わかった」

ゆずが、下がろうとした時に義勇が呼び止めた。

「お前は、この屋敷で稽古はもうつけない時透のとこにそのまま置いてもらえ」

「え?」

「時透には俺から話しておく」


義勇は、隊士のゆずそれに隠の田中をこの屋敷から出す事を伝えた。


‐‐‐

その日の夕方無一郎が、任務から戻って来てすぐにゆきに会いに来た。


「ゆき」

無一郎が中庭で、縁側に座るゆきを見つけて微笑んだ。

「無一郎くん」

無一郎は、大きく手を開いた

私はあの胸に飛び込むべきなの…?本当に私に逢いたかったの?

気が引けたが歩み寄った

無一郎は、ぎゅっとゆきを抱きしめた。

「やっと抱きしめられた。もう体は大丈夫?」
「うん」
「そっか…冨岡さんとは何もなかった?」

「…うん」

嘘をついた…

無一郎は、ゆきの顔を見た。ゆきは、首を傾げて僕を見ている。

「今日は、僕の屋敷に泊まってね」

ゆきは、困った

「師範に、泊まるのは禁止だと言われたの」

無一郎は、むっとした表情をして屋敷の中に入って行った。



「冨岡さんどこ?」

任務に行くまでに稽古をつけてあげていた隊士を見つけて無一郎は義勇の居場所を聞いた。

「師範なら部屋ですよ」

「案内して」

隊士が案内しようとした時義勇が現れた。

「冨岡さん体調はもういいんですか?」

「ああ」

「今日はゆきを連れて帰るんで」

無一郎の後をゆきが追ってきた。義勇は、ゆきの隣に歩み寄った。

「お前は時透の所に今夜行きたいか?」

走ってきたのでゆきの髪が乱れていた。義勇はその髪を指で直してあげながらじっとゆきを見つめた。

「行きたいです」

義勇の指の動きが止まった。俺のものになったんじゃないのか?

昨夜のあれは?

無一郎は、ゆきを連れて行ってしまった。

愛し合ったのに…やはり時透が好きか…
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