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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第47章 師範と継子〜冨岡義勇


    「霞の呼吸 漆ノ型 朧」

苦しい…意識が遠のく中で私の目の前でまた助けてくれた…。


   「無一郎く…ん…」



鬼は、霞の中で簡単に頸を斬られた。


無一郎は、刀を鞘に納めた…すぐに義勇に抱きかかえられているゆきの元へ走った。

「ゆき…大丈夫か!?」

義勇は、慌てて隊士達にすぐにゆきを蝶屋敷に運ぶように指示を出した。



〜〜〜〜


体中の痛みで、私は目が覚めた。誰かが手を握りながら椅子に座り眠っていた。

体を少し起こして覗いてみた。

長い髪…さらさらの…綺麗な髪…

「む、いちろう…くん」

その声に、はっとして無一郎は目を覚ました。

驚いた顔で、起き上がりゆきを抱きしめた。

「よかった…よかったよ…3日間眠っていたんだ…もう起きないのかと思ったよ」

手が痺れていたが、ゆっくり無一郎の背中に回した。

「いつも危ない…時に…助けてくれる」

無一郎は、抱きしめながらゆきの頭を撫でた。

「胡蝶さん呼んでくる」

ゆきは、離れようとした無一郎の隊服の袖口を掴んだ。


「…戻ってく…る?」
「えっ?」
「…凛の待つ…屋敷に帰っちゃう…の?」

息苦しそうにしながら儚い目でじっと見つめてきた。

「胡蝶さん呼んで来てまずは診てもらわないと」

ゆきは、痛む体を無理にお越して無一郎を抱きしめた…

「まだ…ぎゅっとしていてほし…い」

「大丈夫だよ僕は何処にも行かない」

ゆきをなだめながら抱きしめた。その時部屋の入り口には、もうしのぶが立っていた。

「目覚めたと聞いて来ました」

無一郎が、不思議そうにしのぶに言った

「えっ?今から言いに行こうと思ってたところですよ」


「さっき冨岡さんが知らせに来ましたよ」



ゆきは、地面に叩きつけられた事により肋骨が折れる怪我を負っていた。暫くの間は蝶屋敷での生活を送ることになった。

無一郎とは、色々あったがなんとなく元通りの仲には、多少戻りつつあった。

義勇は、まだあの夜の出来事の真実をゆきに伝える事が出来ていなかった。

まだ、ゆきはあの隠と体を交えてしまったと信じていた…。

それと幻覚を見る薬の件も、無一郎とゆきは知らなかった。


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