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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第47章 師範と継子〜冨岡義勇


「柱!!鬼です!柱!!」

裏口から隊士が、叫ぶ声がしてきた。

義勇とゆきは、顔を見合わせた。そして裏口に向かった。

そこには、鬼がいた。

「見つけたぞーお前そこの女…食べ損ねた若くてかわいい女」

ゆきの両親を殺した鬼の仲間だった。

ゆきは、涙をためながら刀を構えた。

「ゆき焦るな!落ち着け」

義勇が、横から焦るゆきをなだめた。

ゆきは、鬼に勢いよく斬り掛かった。空回りして鬼に簡単に避けられた。

「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」

鬼の腕に技が入った。

「もう一度体勢を立て直して!技を出してみろ!」

義勇に言われた通りゆきは、体勢を立て直した。

その感にも、義勇はあくまでゆきの援護に周りゆきが、技を出しやすいように鬼を誘導してやった。

「お父様お母様の敵!お前達のせいで私は独りぼっちになった!」

「煩い!早くその柔らかそうな体を食べさせろ!」

気持ちが焦っているのか、なかなかゆきは頸を斬れない

それでも、義勇は立ち向かうゆきを援護し続けた。

「お前なかなか頸をきってくれないじゃないか?そろそろ俺も本気で食べに行くぞ」

急に速度が上がった。ゆきは、押しに押されて地面に叩きつけられた。

ゆきは、口から大量の血を吐いた。

それでも、立ち上がり鬼に立ち向かった。

あの日の光景が頭をよぎる…目の前で殺された両親の姿を…
何も出来ずに、怯えて泣いていた自分を思い出した。


息が出来ない…頸を斬りたいのにうまく行かない…

義勇は、助太刀に入るか躊躇していた。だんだんゆきの足がおぼつかなくなる…。


「お前隣の柱は、見ているだけで助けてくれないんだな〜」


義勇が、痺れを切らして助けに入ろうとした…。


その時ゆきの目の前に、無一郎が現れた。

「冨岡さん…いくらなんでもこの状態で闘わずのは無理ですよ」

鬼は、目を見開いて無一郎をみた。

「お前あの時の柱だな?邪魔されてそこの女を食べ損ねた…」

「お前らが弱いからだろ?何言ってるの?」


「クソガキが!お前から殺してやる」


「はぁ?お前はもう消えろよ…さようなら」


鬼は勢いよく無一郎に飛びかかろうとした





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