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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第5章 情が消える時〜時透無一郎、冨岡義勇


無一郎と違って大きくて力強い腕にぐっと抱きしめられた。

ゆきは、自分の心臓が、ドキドキ煩く感じた…

ゆきの体は義勇の腕の中にすっぽりと収まっている。

「まだ寝ていろ。」

耳元で聞く義勇の優しく低い声があの夜を甦らせた、身体が熱くなる。

自然と二人が、見つめ合うかたちになった時
碧い瞳を潤ませ義勇の顔が近づいてきた…。

拒むなんて出来ない…

そして…ゆっくりと唇が重なる…義勇さんの吐息と自分の吐息が、混ざり合う…

何度も何度も

舌を絡めてくる深い口づけ…

どうしたらいいかわからなくなったゆきに義勇は気づいた。

「そのままでいい。俺に委ねろ」

がむしゃらではなく、大人な口づけ。顔に触れている手でさえ優しく大人の包容力がある。

どれくらい口づけをしていたのだろうか、身体がどうにかなりそうなくらい、義勇を求めている自分がいるのにゆきは、気づいた…

「義勇さん…私もう…どうしたら…」

ゆきが義勇の隊服に手を伸ばそうとした…しかしその手をぎゅっと握られた。

「今夜はここまでだ」

「え?」 

「怪我人に無茶はできない…」

そう言って小屋の外に出ていった。

外で義勇は、頭に手を当てて困った表情をした…。 

[危なかった…あのままでは、止まらずに抱いてしまうところだった。頭を冷やそう。]

義勇は頭を冷やすためにゆきのいる小屋から少し離れる事にした。


ゆきは足の怪我もあってか、まだ身体が熱く火照っていた。意識も少しハッキリしない。夢の中にいる感じだった。

意識が朦朧とするなか…どれくらい時間が過ぎたのだろうか…誰かの足音が近づいてくるのに、気付いた。

義勇さんが戻って来たんだ。

ゆきは、そう思った。


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