• テキストサイズ

鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第5章 情が消える時〜時透無一郎、冨岡義勇


鬼が出たと言う村には、すでに冨岡義勇が着いていた。
「冨岡さん遅くなりました。鬼とは遭遇しましたか?」

「先ほど一体倒した。もう一体どこかに居るはずだ。」

二手に別れる事になった。

「時透は素早い一人で動き回り鬼を見つけてくれ。ゆきは俺と共に、時透とは別ルートを調べる。」

無一郎が、不満を訴えようとしたのにゆきはすぐに
「はい!」と義勇に答えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なんで僕が一人で、、、。」

ぶつくさ言ってる間に鬼と遭遇した。むしゃくしゃしていた事もありあっさり頸を切れた。

無一郎は義勇とゆきの向かった方向に移動を始めた。


一方義勇達も鬼に遭遇していた。もう一体居たのだ。すでに義勇が頸を斬っていたのだが、不意打ちをくらったゆきが太ももを負傷していた。

「手当するからベルト外してズボンさげてもいいか?」

痛みで気が遠くなりそうなゆきは頷いた。

「んっ痛、、、」
「痛むか?」
「、、、はい」

冨岡義勇〜side

こんな事を考える俺はどうかしていると思うが、手当をしているゆきの足は白くとても綺麗で、痛がるゆきにドキドキしてしまって、そんな自分が恥ずかしかった。

「今夜移動はちょっと無理そうだから近くに空き小屋があるそこで、夜を明かそう」

「師範に、鎹鴉を飛ばさないと…心配します。」

「わかった」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無一郎の元に鎹鴉が現れた。


「ゆき負傷 トミオカギユウ 鬼ゲキハ
フタリハ夜明マデ待機シ 帰還スル」

「怪我?それと何で夜明けまで待機?」

「鎹鴉二人の場所に案内してよ」

「カァ」



ゆきはすっかり眠ってしまった。
義勇は、隣で寝転びずっとゆきの髪を撫でていた。ゆきには、義勇の羽織が寒くないようにかけられていた。

富岡義勇side〜

屋敷で稽古していた日が懐かしい。それにあの夜の事もずっとずっと覚えてる。
こうやって隣にいれるなんて。

ゆっくりとゆきの目が開いた。

義勇は慌てて目を逸らした。

「だ、大丈夫か?」

「すいません。安心して寝てしまいました。」

起き上がろうとするゆきを義勇は抱きしめた。



/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp