第29章 二人だけの秘密〜冨岡義勇 不死川実弥【R18強】
不死川は、部屋から追い出された。
気を失ったゆきを、義勇は揺すり声をかけた。
「大丈夫か?」
ゆきは、気怠そうに少し虚ろに目を開いた。まだ媚薬が少し残っているのと一晩中抱かれていて寝ていないので意識が曖昧になっている。
義勇は、ゆきにくちづけた。そして虚ろな状態のゆきの耳元で囁いた。
「先程の続きをやる」
そう言ってゆきの蜜が溢れる場所に指を入れた。
まだ充分に濡れているのですぐにでも続きが出来そうだった。
もうゆきは、抵抗するのも諦めてされるがままだった。
足を開かせてその間に義勇は体を入れた。そして充分に濡れている場所にゆっくりと挿入した。
俺が動く度にゆきの身体も揺れる。綺麗な胸も妖しく揺れる。
だんだん濡れが増えてきた。俺が動く度にドロっとしたものが溢れ垂れて快感を増やしていく。
ゆきの口からも勝手に甘い喘ぎ声が漏れている。
俺も気持ちよくて、声が漏れる…。愛しい女の中がこれほどまでに気持ち良いものだとゆきに出逢わなければ知ることがなかった。
俺もそろそろ限界だ…。
「うっ…//」
義勇の体がビクビクと小刻みに揺れる…。
そしてそのままゆきを抱きしめる形で義勇は倒れ込んだ…。
「はぁはぁはぁ…」
ゆきは、薄く目を開いたまま荒い息遣いをするだけだった。
眠気と快楽が私を襲う…。勝手に声も出てしまったし、何度も頭が真っ白になるくらいの快感を味わった。
私はダメな女なんだ…。
好きな人より、この快楽に落ちてしまったんだ…。媚薬を飲まされたからって結局私の弱さだったんだ…。
無一郎くん…。
義勇さんが優しく抱きしめてくる…。それを押し退ける力も出ないよ…。
無一郎くん…。
会いたいけど、こんな事知られたら嫌われちゃうし…軽蔑するよね…。
無一郎くん…まだ刀鍛冶の里に居るのかな?
義勇がぐったりするゆきを見ながら体を起こした。
「今日は柱合会議がある。産屋敷邸に行くがお前はこのまま屋敷で休め俺一人で行く」
もう返事する気力もなく静かに目を閉じた。
義勇は、名残惜しそうにひとしきりにゆきの体を指先で撫でた後くちづけをして部屋を出て行った。
義勇は、隊服に身を包み屋敷を出た