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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第28章 不死川実弥と冨岡義勇〜不死川実弥 冨岡義勇【R18】


「んっ……!」

「はっ…」

ゆきは、苦しいのと驚きで力いっぱい抵抗した。
だが、鍛え上げられた不死川には敵うはずもなかった。

長い間口づけを、されていた。唇を解放された時にはゆきは酸欠状態でぐったりしていた。

「帰るか」

不死川は、ぐったりしたゆきを抱えて屋敷に向かった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


屋敷に戻っても気まずい雰囲気が漂っていた。ゆきが不死川を、警戒し始めたからだった。

不死川もまずいことをしたなと反省していた。


次の日の早朝

屋敷の中にゆきの姿が見えなかった。

「あいつこんな早くから冨岡のとこ行ったのか?」


昨日不死川に口づけされた事がゆきは怖かった。気がつけば眠れずに夜明けだった。
そして義勇の屋敷に向かっていた。

朝も早い時間なので屋敷には鍵がかかっていた。

「師範、開けてください」

「師範」

「義勇さん…」

扉が開いた。

まだ浴衣姿の義勇だった。

「こんな早くにどうした?」

「あっ、あの…早くお稽古したくて」

義勇は、不思議に思ったが屋敷の中に招き入れた。

「とりあえず少し寝ろ」

「えっ?何でですか?」

「昨晩寝てない顔をしているからだ」

ゆきは、手を引かれ義勇が先程まで眠っていた布団に連れて行かれた。

「俺も正直まだ寝たいから来い」

布団に引っ張り込まれ抱きしめられた。

「ちょっ、師範!?」

「心配するな、何もしない」

義勇は浴衣なので少し開いた胸元からたくましい胸板が見えていた。そこに顔を埋めるかたちで抱きしめられている。

正直ドキドキしちゃう…。こんなのやっぱいけない。私は無一郎くんが好きなのに…

「ずっと寝れてないんだ…お前が記憶を取り戻した日から…眠れない、ちゃんと…」

義勇はそう言うともっと強くゆきを抱きしめた。 

義勇さんの心臓の音が聞こえる…すごく早い…。

「駄目だ…落ちつきたいのにお前が腕の中にいると思うと心拍数が上がってしまう…。聞こえてるだろ?」

「はい…すごく早いです。」

「余裕がなくて格好悪いか?」

「い、いえ、そんな…」

抱きしめていた右手が頬に伸びてきて私の顔を義勇さんの方に向かせた。
顔が近すぎて私も鼓動が早くなっちゃう…。













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