第20章 我慢
例え俺が牽制したとしても
以前の西口のように、
真っ直ぐにを慕う輩が出てくるかもしれない…。
普段眼鏡を掛けて地味な見た目をしているだが、彼女の優しい一面や本来の美しさを知られてしまったら…、
恐らく何人もの男がの虜になってしまうだろう…。
…そうなる前に、
早くを俺だけのものにしたいところだ。
「宇髄…、お前に聞きたいことがある。」
「あん?何だよ。」
「も俺も、まぐわいの経験がない…、
だが、初めてだからと言って
アイツをできるだけ苦しませたくないんだ。」
「あー…、確かに女の初めては痛ェらしいからな。」
「の痛みを少しでも和らげれるように…
女の悦ばせ方を教えてくれ。」
「…、ぶはっ!真面目な顔して何聞いてんだよ!
はははっ!お前どんだけの事好きなんだよ!!」
「…。」
恥を忍んで真面目に聞いたと言うのに
宇髄は腹を抱えて笑っている…
その様子を黙って睨みつけていると
宇髄はひとしきり笑い終えたところで口を開いた。
「ったく、そんな睨むなっつーの!
ちゃんと教えてやるって。
俺はいつも3人の嫁を相手にしてる大人の男だからな!
悦ばせ方も色々知ってるぜ?」
「なら…、早く教えろ。」
「分かった分かった…、
んじゃ、まずはだなー…」
………。
「…って感じだ。あとは実戦で試してみろ。」
「成程…、手だけではなく口も使うのか…。
勉強になった。」
「本当に頭の固ェ奴だなァ…。
そんな真面目に考え過ぎなくても
ならどんなお前でも喜んで受け入れるだろ。」
「…何故、そう思う?」
「アイツも、
冨岡のことが好きで仕方ねェって顔してるだろ。
普段は地味だが、お前を見た瞬間
いつも女の顔付きに変わってんだよ。
分かりやす過ぎて腹立つくらいにな?」
どうやら、宇髄の目から見ても
が俺を想ってくれているのが分かるようで…
俺はそれがどうしようもなく嬉しくなり
口元が少しずつ緩んできた。