• テキストサイズ

《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第20章 我慢




side 冨岡




は宇髄の嫁達と共に
茶を淹れる為、部屋を出て行ったことで
この場には俺と宇髄の2人だけとなった。



同じ柱だったとはいえ
宇髄とはあまり話をする仲では無かったが…


人数はともかく、女を娶った宇髄に
俺は聞きたい、と思っていたことがあり
口を開きかけたが、先に宇髄の方から話し出した。





「なぁ冨岡、
お前もうとまぐわったのか?」


「…随分唐突な質問だな。」


「ははっ、気ィ悪くさせたか?」


「いや…、だが何故、そのような事を…」


「なんつーかなァ…、
稽古ン時に会ったの雰囲気が
今日会った時と大分変わってたからよ。」


「雰囲気…?」


「まァ、はっきり言うとだな…、
女らしくなったっつーか…、色気が出てきたように見えたんだよなァ…、相変わらず眼鏡は地味なんだけどよ。」





色気…




それは俺もと会う度に感じていた。




元々、素顔は美しいだが
それに加えて、恋人同士になってから
日に日にの女らしさが増しているような気はしていた。



だがその理由は
俺がを想っているから
より美しく見えるのだと考えていたが、宇髄の目から見ても変化があったのか…。





「んで?実際はどうなんだよ?」


「…。最後までは……していない…。」


「…はァ?」


「何度か触れてはいるが…、まだそれだけだ…」


「あー…なるほどなァ…、道理で…。」




同じ男で、尚且つ嫁を持つ宇髄は
俺の答えによって理解したようで、何度か頷いていた。




「女っつーのはよ、
好きな男に愛されると美しくなる生き物だ。
お前に触れられた事で、の色気が増したんだな。」


「…。」


「けど、お前よく我慢してンなァ…
好きな女がそばにいたら、手ェ出したくなるだろ。」


「そうだな…。
だが、同意を得なければ嫌われてしまうだろ…」




…実際、我慢しているのは事実だが
俺にとっては我慢することよりも
に嫌われてしまうことの方が辛い。




/ 438ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp