第20章 我慢
須「うーん…、
もうあと一歩の所まで来てるのに…
なんで最後まではしなかったの?」
『途中で冨岡さんが熱を出しちゃったので…。
体調が悪い時に無理はさせられないですし。』
ま「の気持ちは分かるけどさぁ、
多分水柱様、相当我慢してるんじゃない?」
『やっぱり…、そう…ですかね…?』
ま「そりゃあそうでしょ!」
まきをさんに改めて言われたら
冨岡さんに辛い思いをさせてることに罪悪感が湧いた。
この前は
熱が出たから仕方がないとはいえ
途中でお預けしたこと…、冨岡さん自身も悔やんでたし、残念がってたもんね…。
でも、その後の私は
ずっと蝶屋敷で炭治郎くん達のことばかり気に掛けてたから、冨岡さんと続きをする時間の余裕はなくて…
…今に至る。
『あの、私…
恋人が出来たのも初めてなので
一度も経験がないんです…。
だから冨岡さんがどれほど辛いのか
女である私にはよく分からなくて…。
だから…その…我慢をさせ過ぎてしまったら…
嫌われちゃったりしちゃいますか…?』
ま・す・雛「「「……。」」」
3人共、私が質問をしたら
何故か驚きながらフリーズ中…。
変な質問をしちゃったかな…?と不安に思っていると、3人は私に近付いてきて、ギュッと強く抱き締めてきた。
『んぇっ…!?あ、あの…?』
ま「何だよもー!
可愛過ぎなんだけどー!!」
須「うんうんっ!すごく可愛いっ!
そんな事で不安になっちゃってるのが
可愛すぎるよ〜!」
雛「水柱様がさんにベタ惚れの理由がよく分かったわ?
それに、他の男達に牽制したくもなる訳もね。」
『え……、えぇ…?』
…今の質問で
一体、私のどこに可愛さなんてあったの?
3人がぎゅーっと私を抱き締めている行動が理解出来なくて、頭を捻って考えても、どうしても分からないままだった。
『あ、あのっ…、さっきの質問…ですけど…』
ま「あぁ、ごめんごめん!まだ答えてなかったね!」
須「私達からすると
水柱様はちゃんのこと、
ぜーったい嫌いになったりしないと思うよ!」
『ほ、ほんとですか…?』