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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第18章 憤慨




『新しいの…持って来よっと。』


キヨ「あの〜…、実はもう替えの分はなくて…
今使っていらしたので最後だったんですけど…」


『え、そうなの…?うわぁ…、ごめん…
新しいのは私が今度買いに行くね。』




近くの縁側から声を掛けてきたキヨちゃんと話しながら、自分の周りを見渡してみると
壊れた木刀と打ち込み台の残骸が散乱していて、その数は数えるのが面倒くさくなるほどの状態だった…。





スミ「えーっと…、全て壊れてしまったので
そろそろ休憩をとられた方がいいかと…」

『うん…、じゃあ片付けてから…』


ナホ「今は私達の手が空いているので大丈夫です。
さんはお部屋で休んで下さい。」


『そう…?じゃあお言葉に甘えて…
お願いしてもいいかな…?』


キヨ「勿論です!お任せ下さいっ!」


『ありがとう…、宜しくね…?』




キヨちゃん、スミちゃん、ナホちゃんの3人にお礼を伝えてから、私は自室に戻り、畳の上に腰を下ろした。





『ふぅ…、流石にちょっと疲れたなぁ…』




何時間も打ち込み続けていたから、体に疲労を感じて座り込んだまま寛いでいると、近くのちゃぶ台に置きっぱなしになっていた、冨岡さんへのプレゼントが視界に入った。




『…。これ…もう自分で使っちゃおうかな…』




冨岡さんが喜んでくれると思って用意したプレゼントだけど、私に会いに来ないって事は
冨岡さんもまだ怒ってるんだよね…。



濃青色の元結を見ていると
冨岡さんの瞳を連想しちゃって…、やっぱり好きな人なのに変わりはないから、会いたい、という気持ちが芽生えてくる。


それに…、あの日の冨岡さんは確かに怒ってたけど、それだけじゃなくて、悲しそうな顔もしていたような…





『…っ、あー!!だめだめ!!同情の余地なし!!
私は悪くないもん!!』




今は冨岡さんのことをできるだけ考えないようにしよう…。


じゃないと自分にも何か悪いところがあったんじゃないかって考えさせられる…。



…それに冨岡さんだって
今は私の顔なんて見たくないはずだから。





『別にいいもん…、そっちがその気なら…』



…私だって徹底的に避けてやる!!

簡単には許してあげないんだからね!!

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