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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第18章 憤慨



side 冨岡




「……、はぁ…」




遠方での仕事が終わり帰路に着くと
無意識にため息が溢れた。



その理由は
体の疲労も相当蓄積されているだけでなく
心が癒しを求めているからだ…。





思っていたよりも長引いてしまった任務…


と最後に会ってから
既に10日間ほど過ぎている…。



お互いが鬼殺隊であることから
恋人のと頻繁に会える訳ではないと頭では理解しているが…


たったの10日アイツに会えないだけで
こんなにも自分が心寂しい思いを抱くとは思わなかった。




「……。」




この10日間
の事を考えなかった日はなく…


御館様への任務報告を終えた俺は
一目だけでもいいからに会いたい…

この手でを強く抱き締めたい…と
そんな強い思いが頭の中を占め、気がつくと蝶屋敷に向かって歩き始めていた。



も任務に出ていたら会えず終いだが
屋敷にいる可能性もある…、


僅かな望みを信じ、疲れた体に鞭を打って
黙々と蝶屋敷に向かって歩き続けていると

道端で数人の隊士とすれ違った。





「あっ…!水柱…!お疲れ様です!」

「…あぁ。」




見た事も話した事もない隊士達は
俺が柱である為、挨拶と労いの言葉をかけてきた。


と出会う前の俺は
声をかけられても反応せずに通り過ぎるだけだったが、誰にでも優しく接しているを見習って、己の行動を改める事にしていた。



それほどの存在は俺の中で大きくなっていて、影響させられていることに俺自身も驚いたが、以前の自分より
今の自分の方が割と気に入っている。





「…これから任務か?気を引き締めて行くといい。」

「は、はいっ!ありがとうございます!」

「…、あの…水柱…。お聞きしたい事が…」

「おい、やめとけって!」

「いやでもさ…、やっぱ気になるだろ…」

「…?」



俺に何か聞きたい事がある様子の隊士達を不思議に思っていると、彼等は俺を見つめ直して口を開いた。




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