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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第15章 潔白




「御館様…、
ご報告させて頂かなければならない事がございます。」


『あ…』



冨岡さんが話を切り替えたことで
報告する内容に察しがつくのと同時に
御館様は穏やかに微笑みながら頷いていた。





御「聞かせてもらうよ、義勇。」


「ありがとうございます…。
既にお察しかと存じますが…、
先般より私とは、恋人として交際しております。
…ご報告が遅れてしまったこと、深くお詫び申し上げます。」


『っ、申し訳ありませんでした…』




冨岡さんが御館様に頭を下げていたから
私も一緒に頭を下げると、すぐに御館様から顔を上げるように言われた。






御「義勇とは
いつかきっと恋人関係になるとは思っていたけど
進展するのには随分時間がかかったね?」


『そ、それは…私が自分の気持ちに
なかなか気づく事ができなくて…』


「…彼女だけの所為ではありません。
ですが…、私達は己の気持ちに気付き
互いを大切な存在だと認識しております…。
どうか、我々の関係を認めて頂けないでしょうか…」





そう言いながら頭を下げた冨岡さんは堂々として、すごくカッコいい…


そんな冨岡さんと同じように
私も一緒に頭を下げると、御館様から顔を上げるように言われた。





御「二人共…、わざわざ報告してくれてありがとう。
私はね、最初から2人のことを応援していたんだ。
だから認めるも何もない…
2人が結ばれたこと…、とても嬉しく思ってるよ。」


「っ、ありがとうございます…。」


御「ただ…、義勇に確認しておきたい事がある。
がもし、元の時代に戻ってしまったら…どうする?」


『えっ…、どうしてそんなこと…』


御「意地悪な事を聞いてごめんね、
でも…別の時代からやってきた君と
恋人関係なると決めた義勇の…、覚悟を知りたいんだ。」




そんなの…考えたこともなかった…。



御館様の言う通り
もし私が令和の時代に戻ったとして
そうなった時、冨岡さんは……?


私がいなくなったら
悲しませちゃう事になる…?



私と恋人になる時
冨岡さんは何か覚悟を持って決めたのか知りたくて、首を横に向けて冨岡さんを視界に入れると

いつもと変わらない表情のまま、御館様を見つめていた。


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