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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第15章 潔白



御館様は遠回しにだけど、父親の事を脅してる…。



付き合い方を見直す、なんて言われたら
土地の取り引きを今後一切してもらえなくなると…

きっと誰もがそう思うはず。




父親もそれが分かっているようで
両手をついて、額を畳に当てながら、深く深く頭を下げていた。





御「私の話はこれで終わりです、お引き取りを。」

「はっ、はいぃっ!!失礼致します…!!」

「!?お、おい!!親父…!!」




…実の息子である隊士には目もくれず
父親はすぐに立ち上がって、御館様に一礼すると
1人でこの部屋を走って出て行ってしまった。





冨「…。しまった…
あの親父にへの謝罪をさせ損ねた…。」


『いやいや…、それはもういいですよ…』





不死川さんに睨まれただけじゃなく御館様にも脅されてたし、
冨岡さんもあの父親に刀を突き付けるほど怒ってくれた…



私はもう、謝罪なんかされなくても
十分過ぎるほど満足してるんだから。





冨「残るは…、あの隊士だけだな。」

し「後ろ盾の父親がいなくなったので
もう彼に成す術はないと思いますけどね。」

『うん…。』





父親に置き去りにされたことで
その隊士は脱力し、ずっと俯いたままピクリとも動かなくなっていて…



そんな隊士の元に、西口さんが向かって行った。





西「これで終わりだ…お前の負けだよ。」

「っ……く…」

西「御館様…、コイツは俺の友達ですが
今回の件で、多大なご迷惑を掛けてしまったのは
俺の責任でもあります…。
俺達2人に、厳しい処分を下してください。
…お願いします。」


「西、口……お前…」





西口さんは、その隊士の隣に綺麗な正座をすると
御館様に深々と頭を下げていた。


まるで…、友人である隊士の分も背負って
謝罪をしているような…そんなお辞儀だった。






御「…厳しい処分か。
残念ながら、それを私が決定する権利はないよ。」


西「えっ…」


不「御館様…、仰ってる意味が分かりかねます。」


御「フッ…、。」


『!!は、はいっ』





…御館様から突然声を掛けられたことで
ハッとして返事をした私に全員が注目した。




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