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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第14章 濡衣




「…大丈夫か?」

『はぁはぁ…っ、大丈夫…じゃない、です…』





…す、すごいキスだった。



唇を合わせるだけのものとは全然違って
私は立ってられないくらい息が上がってるのに…



…私を見下ろしている冨岡さんは
全くと言っていいほど息が上がってない。





「もう少し腹筋を鍛えた方がいいようだな。」

『うぅ…、頑張ります…』




…これでも昔に比べたら
かなり鍛えられてるんだけどな。

っていうか、私はそもそも女なんだし
男の人と比べたら筋肉の量は違って当たり前じゃん!





『はぁ…
今日からお腹メインで鍛えないと…』


「…フッ、」


『…今、笑いました?』


「いや…、お前が俺との口付けについていきたいと思っているのが嬉しいだけだ。」


『〜〜〜ッ!!もう!!
そんな言い方しないで下さい!!』





だってさ、会う度にこんなに激しいキスされたら
いつか酸欠で死ぬかもしれないじゃん…。


それに…、


さらにその先に進むってなった時も
今のままじゃ絶対体がもたない気がする…。





『…あ、そうだ。
さっきは言えなかったんですけど…』


「…?」


『私も…冨岡さんが好きです…』


「…っ、不意打ちで言うのは卑怯だ。」


『えへへ。』





…キスの合間に言われた好きって言葉。



さっきは呼吸するのに精一杯で
伝え返す余裕なんてなかったから…



今改めて伝えた事で
冨岡さんは少し照れてしまい、私達の間には甘酸っぱい空気が流れていた。






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