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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第1章 現代







「さーん、302号室の患者さんだけど…」

『あ、はい!採血は先程終わりました!』

「え、もう?ありがとう〜!!」





私は、 、20歳。

看護学校を卒業後、総合病院に看護師として就職した。




「さん、203号室の患者さんだけど
今日は午後イチで手術だから、そのつもりで準備してね?」

『はい、分かりました!』




担当しているのは外科で
ここの科は毎日が目の回るような忙しさ。

テキパキと仕事をこなしていかないと
患者さんにも、外科医の先生方にも
迷惑をかけることになる…






でも、お金を稼ぐ為には
どんなに体が辛くても頑張る事ができた。



気難しい患者さんを相手にする事もあるけど
お金のためには我慢、我慢だ。





プルルルーッ




「はい、どうされました?
…分かりました、少し待ってて下さい。
さん、401号室の患者さん
点滴が終わったから交換しに行ってもらえる?」


『はい!すぐ行きます。』





患者さんから連絡を受けたら
どんなことでもすぐに対応しなければならない。

私はまだ看護師になってから
一年にも満たない為、先輩看護師からの依頼は
率先して行なっている。






…そもそも、何故私が看護師をしているかと言うと
ただ単純に、稼げると思ったから。



看護師は基本交代制シフトで
夜勤勤務もあるし、そこそこ稼げる。


だから私は、この仕事を選んだんだ。



全てはお金を稼ぐ為…

質素な暮らしをしない為に働いているけど
私は、看護師として働くことにやり甲斐を感じている。






『◯◯さん、お待たせしました〜。
点滴変えますね?』

「お願いします。
いやぁ、さんはほんと
いつもすぐ来てくれるね〜」

『これも私の大事なお仕事ですから。』

「でも、ここの病院って患者さん多いから
大変だろう?体崩さないかい?」





…その辺りは、心配ご無用。



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