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死神の華【鬼滅の刃】

第2章 死神と炎柱


何日か過ぎて今日は杏寿郎と千寿郎と3人で槙寿郎の指導を受ける。
杏寿郎は炎の呼吸の奥義を極めたいらしい。千寿郎は鬼殺隊に入る予定はないそうだが、自分自身のために力をつけたいと言っていた。

瞑想して全集中を巡らしていると槙寿郎と杏寿郎が私の前に立つ。
「なんとなくだが、リーンは呼吸とは違う何か別のことをしていないか?」
杏寿郎が問いかける
「?別のこと?無意識にか?」
「あぁ、前に千寿郎が君の周りは空気が澄んでる気がすると言っていただろう。死神だからかと思っていたがどうも違う。意図的にしているような気がするな。」
「、、、もしかしたら霊子を集めているのかもしれない。」
「「霊子?」」
「死神に実体はない。力を使うには霊子を集めて使う。向こうの世界では霊子が溢れるほど充満していたが、この世界は薄くてな。地場によって霊子の濃さの違いは元からあったが、薄い所でも戦えるようにコントロールするんだ。新人の頃はそのコントロールが大変でな。今では無意識にそれができるようになった。80年ほど経てば誰でもできる」

「「それだ」」


つまりは霊子をコントロールしているから全集中にまで気が回らないのだ。
そう言われればそうかもしれない。

「、、すーっ!、、ふーっ!」
ドクっと体に血が巡る感覚が始まる。

心臓はもちろん指の先、足の先までドクドクと血管が流れる。
「、、これが、、全集中、、?」
「リーン!そのまま常中だ!常にそれを維持しろ!君ならできる!」
確かに。常に霊子をコントロールしていたのだ。それに比べると。
それから夕飯の時間まで常中を続けることができた。

「やったな!!リーン!!あとは寝てる時も常中できるようになれば完璧だ!!」

流石に霊子は寝てる時はコントロールしていない。鬼殺隊、、思ってるよりもすごい組織なんだなと改めて思い知らされる。



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