第19章 死神と新年
杏寿郎の魔羅の先端が柊の子宮をノックするかのようにートントンーと叩くと、柊の口端から飲み込むことを忘れたよだれが顔を汚していく。
もうすでに、柊の顔は汗と涙とよだれでぐちゃぐちゃになっているが、杏寿郎は自分が美しく綺麗な柊をこの手で汚していると言う征服感、背徳感、達成感に酔いしれている。
「ん"っ…ひっ…あぁっ…んっ…んんっ…!!?♡♡はぁ…あぅ、いひぃ…んっ…あぁっ…んぅ…んっ…んんーっ!!?♡♡」
「柊っ!柊っ!もっとだっ!」
尚も激しく律動する杏寿郎に柊はなすすべもなくただ快楽に身を投じるだけだ。
「ぁあああっ!!♡そ、そこ…はぁ…んんぅ……♡あぁ、イク…イッちゃ…うぅ……!♡」
背中を大きく仰け反らせて、潮を吹きながら絶頂する。余韻で震えながら、力が抜ける。
だが、杏寿郎はまだまだ動きを衰えさせず、むしろ柊が潮を吹いたことによりさらに興奮し、腰を掴むと奥へ奥へと強く激しく突く。真冬にも関わらず、柊の上半身に杏寿郎の汗がぽたぽたと落ちるが2人は気にも止めず愛し合う事に興じる。
「柊っ!柊っ!出るっ!出すぞっ!っっくっ…!!」
ーびゅるる、びゅるる、びゅるるるる♡ー
杏寿郎の脈打つリズムに乗って柊の中に白濁した精液が吐露される。2回目だと言うのに、その量は成人男性のソレと遜色ない量だ。流石日々鍛錬を欠かさず肉体を鍛え抜いている鬼殺隊。柱ともなれば、体格はもちろん恵まれているが、男のシンボルも平均より大きく、体力、持続力、回復力も夜の営みには十分すぎるモノを持っている。
「はぁ、はぁ、杏寿郎…?もう…」
一方柊はというと、一般平均よりは体力もある方だと思っているが、それは戦闘や生活面での話だ。
閨での体力とはまた違うのだ。
杏寿郎がゆっくりとペニスを抜き取るとーキュポンっーと瓶の栓を抜くかのように、杏寿郎が2回分吐き出した精液がドロッ、ボタっと溢れ出てくる。
杏寿郎が抜く際「んっ♡」と小さく声が漏れ出たが、激しい性交渉から解放されると安心する柊だが、血気盛んな年頃の杏寿郎がたった2回で満足する筈もなく、柊をうつ伏せに転がすと今度は後ろから挿入する。