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死神の華【鬼滅の刃】

第17章 死神と潜入捜査


「これ、いいな。」

ファッションに興味がない柊でも上品で綺麗なドレスだとわかる。
今着ているものを脱ぐと柊はその赤いドレスに身を包む。

背中がファスナーになってるらしく腕を捻るがあと少しで届かない。

ふと気配がするとその人物が柊の背後に近づき届かないファスナーを上に上げる。

「杏寿郎…。ありがとう。」
「お安い御用です。お姫様…。」
ちゅっと柊の頬に口付ける杏寿郎。

「あぁ、すごく似合ってる…。本当に…綺麗だよ柊。」

改めて少し離れて柊のドレス姿を見て褒め称える杏寿郎に柊は照れるように頬を赤く染める。

前田に制裁を加え、追い出した天元も遅れて部屋に戻ってくるとこちらも目を見開いて優しく微笑む。
「派手に似合ってるなぁ、姫さん。あーくそ、可愛い過ぎ。」

天元も柊に近づき彼女の頬に顔を寄せる。

「2人の衣装も見たい。」柊がそういうと杏寿郎と天元は顔を見合わせ笑うと隣の部屋へと入って行った。


数分経つと柊を呼ぶ声。
柊が部屋を開けるとそこにはタキシード姿の杏寿郎と、ウェイター姿の天元がいた。

杏寿郎も天元も体格が良く背広越しでもその筋肉の隆々さが際立っている。
「ネクタイはやはり苦しいな。」
杏寿郎が首周りのネクタイを少し緩ませるとその仕草がとても色っぽくて柊はその手を握る。

「杏寿郎…。」
「柊…。そんな物欲しそうな目で見るな…。」
天元は見つめ合う2人の、柊の後ろに立つと背後から顎を掴みクィッと横に向けると柔らかい柊の唇にちゅっと音を立てて口づける。
「ん、…んちゅ…はぁ…天元も…すごく色気が溢れている…。」

「姫さん…。」「柊…。」「「いいのか…?」」

何を?なんて野暮な事は聞かない。柊もすでに自分の蜜がじゅわっと溢れ出てる事に気づいている。

柊は2人の手を取り、手のひらを合わせると指を絡めて握る。
そして恥ずかしそうにコクンと頷く。

それを合図に杏寿郎と天元は柊を欲望の渦へと飲み込んでいった。




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