第10章 死神と炎の音
杏寿郎の激しい律動で柊は脳が揺さぶられ声にならない喘ぎ声を発し続けている。
天元が出した精液と杏寿郎の我慢汁、そして柊の中からどんどんと溢れ出る愛液が混ざり合い、白く泡立ちぐちゅぐちゅと音を立てて畳へと落ちていく。
ばちゅんっ、ばちゅんっ、ごりゅっ、ごりゅっ、
ぱぢゅっ、ばぢゅっ、じゅっぷっ、じゅっぷっ、
ぬちゅっ♡、ぬちゅっ♡、ぱんっぱんっぱんっぱんっ♡
ぬちゅ〜っちゅぽっ♡、ぬちゅ〜っちゅぽっ♡
激しく突き上げると思えば優しく突き、速い律動かと思えばゆっくり引いて一気に奥に突く。杏寿郎はリズムを極端に変え、柊更なる快感へと誘導させる。
「ん…っ!やぁ、らめぇ…っあぅ…ッあっ…♡ん、ん゛ぅう゛っ!♡こえッ!♡れちゃ、うぅ…っ♡もうやだ……っ!!!♡やら゛あぁッ♡♡♡あ゛っ♡♡お゛っ、ん゛んっ!!ひっ♡♡♡あ、あ゛ーッッ♡♡し、ぬ゛…ッ♡♡しんじゃ、あああ゛ァッ!!♡♡♡」
「っはっ…!柊っ!柊っ!俺もそろそろイクぞっ!!中に出すっ!いいな?中に出すぞっ?…っくぁっ!柊っ!!っ柊!」
「あ゛ッ♡う゛、ぅ♡ん゛また、でちゃ♡〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ♡♡♡♡♡!、!!ん゛ッ♡ふ、う゛……♡あ゛、へ…………♡」
ーーーぷしゃゃゃぁぁーーーーどゅりゅりゅるるるっっーーー
2人が同時に絶頂を迎える。杏寿郎は柊の子宮に精液を大量に注ぎ込む。そして昨夜と同じく柊は大量の潮を噴き上げるとそのまま意識を手放した。
杏寿郎は最後の一滴まで子種を送ると挿入したまま柊の上に倒れ込む。
そうすると自然と杏寿郎、柊、天元の順に重なる。当然一番下の天元は重いわけで。
「おい!重い!降りろ!」
「柊は重くないぞ。」
「姫さんはいいんだよ!むしろそのまま抱いとくからな。お前に言ってんだよ!」
「ダメだ、力尽きた…。指一本も動かせない。」
「姫さんも可哀想に。ヤベェ男に捕まっちまったな。いや、むしろ姫さんが煉獄をヤベェ男に変えちまったのか?」
反応がない杏寿郎を見ると(こいつ!寝てやがる!)
はぁ…。と大きなため息をつくと「冨岡ん家だぞ…ここ。」畳にできたシミを見てどう証拠隠滅をするか考える天元だった。