第11章 諦めない婚約者
「お腹空いたね。疲れたし、出前でも取ろうか。」
正直私もこれから作る気は起きないし、お言葉に甘えよう。
おいでとソファに座った悟くんに手を差し伸べられて、大人しくその膝に座った。
「セックス…してくれるよね?今日ずっとする気でいたからしたいんだけど…。」
「ご飯食べて、お風呂入ったら…。」
ありがとうと私を抱き締めてからスマホを手に取り、一緒に何にするか見始める。
「悟くーん?」
「なぁに?」
出前で取ったパスタを食べ終わりお風呂に入っていた。
「なんでずっと揉んでるの…。」
「奏音のおっぱい柔らかくて気持ちいい…。」
だからってずっと揉まないで欲しい…やわやわと揉み、私の胸はその指で形を変える。
脇の下に手を移すと持ち上げられて身体の向きを変えられた。
そのまま胸に顔を埋めた悟くんは膨らみに噛みつき、ぢゅっぢゅと何度も吸いつく。
「愛してるよ、奏音。あぁ、かわい…。」
「悟くん、キス…。」
「ん、いっぱい気持ちよくしてあげるね。最近ちゃんとちゅーしてなくてごめんね。」
頬に手を添えられて近付いてくる顔を慌てて押さえた。
このままお風呂でしたら逆上せちゃう!
上がろうかと抱き抱えられて浴室を出て、身体を拭いてから悟くんのTシャツだけを着せられた。
なんで悟くんの…悟くんは裸のまま寝室に一緒に行き、私をベッドに座らせてその膝に伏せる。