• テキストサイズ

終わりの始まりに二度目の生を謳歌する【五条悟】

第9章 離れることは許されない


いつの間にか2人の身体を布団が包み込み、涙や唾液で顔がぐちゃぐちゃになって、お腹が合唱を始めた頃唇が離れていく。


「はぁはぁ…わかった?もう僕から離れないよね?……答えて。」


目を瞑って肩で息をしながら下腹部の疼きに耐えていると、湿り気を帯びた艶のある声が降ってきた。


「う、うん…はぁ…離れ、ない…はぁ、はぁ…。」


いい子だねと額にキスをされて、身体を震わせながら閉じていた目にぎゅっと力を入れた。


ご飯食べよと起こされそうになって慌てて止める。


「やだっ、待って…。」


お尻のとこが冷たい…いつの間にか漏らしてしまったのかもと焦る。

無理、この歳でお漏らししたのバレたくない。


「どしたの、お腹空いたでしょ?」


「さ、先に行ってて…!」


またどしたのと聞きながら布団を剥がされて、慌てて起き上がりお尻の下を隠す。

だがすぐに抱き抱えられて、その上から退かされた。


「あれ〜?なにこのシミ…。」


「ちがっ、違うの、これは……。」


良い誤魔化し方がわからなくて口をぎゅっと結んだ。


「あぁ、本当…可愛いね。キスしててこんなにしてたの…触ってあげようか?」


え?なんで触るなんて話になるの?

だってこれは…汚れてるから触らせたくない。

/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp