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終わりの始まりに二度目の生を謳歌する【五条悟】

第11章 諦めない婚約者


気付けば隣には悟くんがいなくて、私はいつの間にか気を失っていたようだ。

身体は綺麗になっており、悟くんの体力には驚かされるばかりだ。


いってらっしゃい、言えなかった…。

スマホを開きメッセージを送る。

"お仕事頑張って!あと、次帰ってきた時はえっちなしだから!"


激しすぎるのをどうにかして欲しい。

私も筋トレかなんかした方がいいのかな…。


すぐに着信音が鳴り慌てて出る。


「奏音〜なに?えっちしないって…やだやだ〜えっちするんだもん〜。」


「この変態教師がぁーー!!」


授業中のようで女の子の怒声が聞こえた。

生徒の前でなんてことを言ってるのだ…。


とりあえず、もう少し優しくしてくれる気になってらしていいよと言って電話を切った。

さすがに授業中に電話をしているのはいけないだろう。


「本当に、悟くんったら…。」


"愛してるよー!えっちして!"というメッセージを見て微笑みながら、"私も愛してる"とだけ返してスマホを置く。


浴室に行きシャワーを浴びて昨夜の汗や体液を洗い流した。

悟くんが拭いてくれたようだが、髪もベタベタだったので洗うしかない。


悟くんがいない寂しさを感じながら、いつか帰ってくる彼の為にしっかりを家事をこなさねば…。

今度はちゃんとゆっくりしてもらわなきゃ。

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