• テキストサイズ

幼なじみの人気声優〜スパダリ生活

第15章 見せつけられる実力・・・・。


――アフレコスタジオ。
朝から響く「おはようございます!」の声。
元気よく入ってきた悠一と唯に、スタッフや監督が軽く会釈を返す。


唯は軽く会釈してブースの端へと歩み寄るが、ふと視線を向けると――数人の先輩声優に囲まれて談笑する新人・工藤新の姿。

緒方(女性)
「新くん、この前のアニメほんと上手かったね! 私、新人の時あんな演技できなかったよ〜」

安元(男性)
「雑誌撮影の写真も見たよ、モデルもいけるでしょ?」

新は謙遜しながらも笑みを浮かべる。

新「いえいえ、先輩や監督に教えていただいた通りに演じただけですよ」

そのとき、新が悠一と唯に気づいた。
笑顔を浮かべつつも、悠一へ鋭い一瞥。
だが次の瞬間、唯にだけ柔らかい笑みを向ける


「先輩〜!おはようございます。この間はありがとうございました!」

少し距離を詰めすぎるその態度に、悠一の眉がピクリと動く。




/ 96ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp