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幼なじみの人気声優〜スパダリ生活

第13章 説教・・・。幼なじみの実力・・。


――お風呂上がりのリビング。暖かい湯気はもうないが、部屋にはまださっきの熱気の余韻が漂っていた。

悠一は雑誌を丸めたもので、目の前の杉田の頭を「べしっ」と叩く。

「いった……」
杉田は驚きと痛みで眉をしかめる。

中村「やりすぎなんだよ、馬鹿……」
悠一はさらに言葉を重ねる。

中村:「唯の手首、ネクタイで縛っただろう……赤くなってるし、催淫剤オイルまで使いやがって……あれは3人でやる時にって話で買ったんだろう?」
そう言いながら、また智和の頭を叩く悠一。

中村:「唯の負担考えろ!!」

そのやり取りを聞きながら、唯は小さく頬を膨らませ、そっぽを向く。

唯「智和なんて知らない……嫌い」

その言葉に、杉田は思わず目を見開く。胸の奥がギュッと締め付けられるようだ。

杉田「ええー!?やだやだ、ごめんね。ダメだよ……推し声優に嫌われたら、僕、耐えられないよ……っ」
少し慌てながらも、必死に謝る智和。

その光景を見つめながら、悠一は片手で頭を抱える。

中村:「っつーか、マジで何があったんだよ?お前がキレるなんて滅多にないのにさぁ……」

すると智和は、黒いオーラをふわりと漂わせ、微笑む。
杉田:「理由を聞いたら、悠一も怒ると思うよ。思い出すだけで、イライラするね……あはは……」

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