第9章 Aethelgard Online ~ゲームイベント
背伸びをしながら、悠一はご機嫌そうに空を見上げた。
中村:「今日、晴れたなー。いやー、いいね。イベント日和だわ〜。さてと、仕事頑張りますかね。」
唯昨日のことを思い出しながら顔を真っ赤にして、顔を手で覆いながら歩いていた。
すると、中村が杉田に気づく。
中村:「って、智和、なんでここにいるんだよ。」
杉田:「あっ!おはよう。きちゃった!3人で会場入りしようぜ!」
中村:「お前が来たら、唯を独り占めできなくなるだろう。」
杉田:「それが狙いだったりして。」
にこやかに答える杉田に、悠一はため息を吐いた。
杉田は唯の方を見て、優しく声をかける。
杉田:「唯、おはよう。」
唯は昨日のことを思い出し、顔を真っ赤にして視線を逸らす。
唯:「お…おはよう。」
なんとか声を絞り出す。
(唯内心)「なんで…昨日あんなことがあったのに、2人とも普通なの…!?」