第1章 誰にも言えない
悟「じゃあ、もっと好きにさせてあげる。」
彼はそう言って、唇を再び重ねる。
今度は深く、舌を絡めるように——。
ねっとりとしたその口づけは、まるで媚薬。
めいの脳をじわじわと甘く溶かしていく。
「……ん、っ……ふ、ぁ……。」
舌を絡められるたび、彼女の身体は火照っていった。
やがて五条の手が彼女のブラウスに掛かりボタンを1つずつ、丁寧に外していく。
肌が露わになるたびに唇がそこへ触れ、舌が弧を描いて這う。
鎖骨をなぞられた瞬間、めいはびくりと震え腰が跳ねた。
悟「……敏感なんだね。もっと触れられたい?」
「……言わせないで……。」
その恥じらいの言葉さえも、五条の耳には愛撫のように響いた。
彼は彼女の胸元のレース越しに、指先を這わせる。
ブラの上から軽く撫で親指で円を描くように焦らしてから、そっと指を滑り込ませる。
柔らかい膨らみに触れた瞬間、めいは身体を反らせた。
「んっ……だ、め……そんな……。」
悟「ダメじゃない。感じてるの、隠せてないよ。」
彼は乳首を指先で挟み、軽く転がす。
指先の動きは意地悪なほど繊細で、意識の奥まで染み込んでくるような熱を与える。
めいは既に太ももを擦り合わせ、耐えるように息を荒げていた。
「……そこ、ずっと……やだ……気持ちよすぎて……っ。」
悟「声、もっと聞かせて。俺、君のそういう顔、好きだよ。」
彼はそう言いながら、ゆっくりと彼女のスカートに手を伸ばす。
太ももの内側を這うように、じらすように——
そして、ショーツの上からそっと触れる。
「あ……っ、そこ……だめ……!」