第12章 執着の果てに
彼「こんなに締め付けて……俺のを待ってたんだろ……?」
「ちがう……いやぁっ……!」
羞恥と快感がないまぜになり、喉から押し殺した声が零れ続ける。
胸を揉み潰され、唇を塞がれ奥深くを抉られる。
彼「……もう逃がさない。お前は、俺のものだ。」
支配的な囁きと共に腰の動きはさらに速く、深くなっていった。
ソファの上で乱暴に揺さぶられながら、彼女は必死にソファの背にしがみついていた。
けれど、その指先も震えて力が入らない。
奥まで容赦なく突き入れられるたびに身体が浮き上がり、頭が真っ白になる。
「……っあ、いや……っ!」
彼「声、抑えんなよ……お前が気持ち良くよがってるの、もっと聞かせろ。」
耳元で低く囁かれるたび、全身が震える。
腰を強く抱え込まれ、奥まで深々と抉られる。
まるで彼の言葉に逆らえないように、喉からは切ない声が漏れ続けた。
胸は荒々しい手つきで揉み潰され、尖りを捻られるたびに熱が全身を駆け巡る。
背中に汗が伝い、服と肌がぴったり張りつく。
ソファが軋みを上げ、部屋の中に淫靡な水音と吐息が充満していく。
彼「……奥で、締め付けて……もう、俺の形しか残らねぇな……。」
「や……いやっ……違う……!」
否定しても、体は彼の言葉を裏切る。
突かれるたびに奥がぎゅっと掴んでしまい、彼を逃がさないように絡みついてしまう。
自分の意思とは裏腹に身体が彼を受け入れてしまっている事実に、涙が零れる。
彼「泣きながら感じるなんて……やっぱりお前、俺にしかこうなれねぇんだよ。」
彼の吐息が首筋に落ち、噛みつかれるように強く吸われる。
赤い痕が次々と刻まれていき、消えない証が肌に残されていく。
彼「……アイツに触らせたこと、後悔させてやる……。」
嫉妬に燃えた囁きと同時に、腰の動きが荒々しく速まる。
容赦のない衝撃に、彼女は悲鳴のような声を上げた。
「……っあぁっ! や、だめぇ……!」
彼「奥、気持ち良いだろ? もう隠すな。」
深く抉られるたび頭が、がくんと後ろに仰け反る。
髪がソファに乱れ広がり、視界が涙で滲む。