第3章 見られる快楽と、こすれる欲望
「……ごめん、我慢できん……あかん……が恥ずかしがってる顔、見た瞬間……ゾクッてした…… 俺、そういうとこに……めっちゃ興奮してもうた……」
自身をズボンからズラして出す、そしてゆっくりと擦り始める。 くちゅ…、くちゅ…と控えめな擦過音が混ざり、センラの喉から「んっ……ふぅ……っ」と熱のこもった吐息が漏れる。 視線は決して逸らさないまま。
「……んっ、あっ……んぅ……っ、……見てて……」
ゆっくりと扱く手は、震えるようにセンラの熱を包み込んでいる。
が何も言わずに見つめ返すと、その視線にさらに火がついたように、センラの呼吸が荒くなっていく。
「……あかん、見られてるだけで……やばい……」
擦るたび、ぬるっとした音が微かに下から響いてくる。
「の顔、可愛すぎる……そんな目で見てたら、止まらん……」
今にも果てそうな腰の動き。
けれどセンラは、じっくりと、焦らすように自分を追い込んでいる。
「あぁ……っ、くぅっ……ぬるぬるすぎて……中に入れてへんのに、こんなん……」
自分の掌にぶつかるように脈打ち、 最後は――
「……いく……っ、っ……見て……!」
びくんっ、びくんっと、センラの身体が大きく震えた。
そのまま肩を震わせ、「はぁっ、あ゛っ……」と声を漏らしながら、果てた余韻に沈む。
そのまま呼吸が荒くなり、吐息と共に、身体の奥から果てる感覚が広がる。
「……見てるだけって言ったのに、もう……ごめん、ほんま……」
だけど、終わりではなかった。
トイレの狭い空間の中、センラはまだズボンも下着も穿いていないの腕を引っ張って、立たせる。 抵抗する間もなく、背後からぎゅっと身体を重ねて、 そのまま腰をの太もものあいだに自身をすべり込ませる。
「……挟むな?そのまま、ちょっとだけ……」