第1章 1
「ヤダヤダっ!!私も仁王抱きしめたいっ!!枕はやだぁ!!」
「………。」
ぷつりと最後の理性が飛んでいった音が聞こえた。
繋がったままぐるりと悠美の身をひっくり返す。
「……っっ!!!」
容赦ない内壁の刺激でイったらしく、大きく悠美の体が跳ねたが、止められない。
腰を自分に押しっつけるようにしっかり抱き寄せ、一番気持ちよくなれる場所をしっかり突いてやる。
「にぉ…っ…」
油断すると解放しそうになるので、ぐっと唇を噛み締めて搾り取るように収縮する中を容赦なく進む。
「っっまさっ…っ!!」
だが、耳に届いた言葉に、完全に切り離してはいなかった理性を今度こそ手放した。