• テキストサイズ

[ヒロアカ]爆豪くん、離しておくれ-爆豪勝己-

第2章 カラダ




『出久……』



戦闘訓練はオールマイトの号令のもと始まり、なんと初っ端から幼馴染2人の乱戦を見る羽目になってしまった。

昔から2人のことは知っている。

出久はいつの間に個性を身につけていたのか
勝己はいつから出久のことをあんな目の敵のように突っぱねるようになったのか

私が考えても仕方のないことなんだろうけど
それでも2人の友人として心配は尽きない…

友人…?


私は2人の友人なのかな


出久に個性があったなんて知らなかった
オールマイトのことが好きなのは知っていたけど、まさか雄英に合格するなんて

年を重ねるごとに出久は私によそよそしくなる

友達…なんだよね




勝己は……



「渡橋?大丈夫?顔赤いよ?」



もう次が私たちの番だというのに何を考えていたんだろう。
チームメイトの耳郎ちゃんに突かれてやっと自分の顔が熱いのを実感した。

いけない。どうしても昨日の勝己との、あの、行為が頭をよぎる。

でも、勝己は何も気にしていない様子だった。



私だけ気にしすぎなんて…



『ごめん、なんでもない!』



頬を叩いて気合いを入れ直し、耳郎ちゃんと上鳴くんと足を進めた。
/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp