第1章 カンケイ
『んんっ…ふあ…かつ…きっ…』
「ばかっ締めんな…出ちまうぞ…」
狭い中が更に締め付けられ爆豪は苦しそうな表情を浮かべる。渡橋(トバシ)芹奈はとっくに限界を迎えていた。何度も限界を迎えるたび、さらに激しく奥をつかれる。爆豪の体力に恐ると共に、快楽の波に飲み込まれまいと足掻くので必死だった。
『勝己ぃ…キス、して…うあっ…んっ』
部屋に2人の肌が打ち付け合う音と共に2箇所からのピチャピチャと水が絡み合う音が響く。爆豪の限界も近かった。芹奈は肌越しに更に大きさと硬さを増す爆豪のソレを感じ取り更に締め付けた。
「くそっ…キツすぎんだよアホっ!…中に欲しいんか」
『いやっ……子供できちゃ…ぁああっ!!!!!!んんっ!!!!!!』
スピードを上げた爆豪のピストンに芹奈はまた限界を迎えた。細く華奢な、それでいて鍛え上げられた傷ひとつない体が弓形にそる。この日で最も大きな波が彼女を襲い、また爆豪を締め上げた。
「くそっ……卒業したら容赦なく中に出すからな」
放たれる直前に爆豪は自身のソレを引き抜き芹奈の真っ白な腹に吐き出した。息を整えながら芹奈の真っ白で柔らかな胸に顔を埋める。汗の匂いはするが甘ったるい匂いがする。爆豪はこの匂いが大好きだ。甘ったるい匂いの元凶はスヤスヤと気持ち良さげに眠っている。
「先に寝やがって…クソが…」
口でこそ文句を言っているが言動が噛み合わないほど優しくティッシュで彼女のお腹を拭き、ベッドの汚れは雑に拭き上げた。下着だけを身につけすやすやと眠る彼女の横に横たわる。名前を呼んでキスをするが目を覚ます気配はない。
この2人の関係は10年以上前に遡る。