第12章 甘い呪縛
恥ずかしいほど奥を抉られ、膣壁が呪霊の肉に吸いつくようにきゅうきゅうと締まりつづけていた。
呪「まったく……これが“術式の効果”だけで起きていると思っているの?」
低い声が、耳元で嘲るように囁いた。
呪「快楽は確かに私の力で拡張してあげた。けど……今、君の奥で締めつけているこの感触……これは明らかに“欲望”だろう。」
「ちが、う……っ……これ、は……わたしじゃ……っ。」
膣がぞくりと痙攣する。
思考では否定しているのに、身体はすでに貪るように呪霊の熱を受け入れていた。
腰が勝手に動き、快楽を誘うようにぐっと奥を押し返してしまう。
「っ……! あ……あ、ダメ……それ、だめ……っ!」
ずんっ、と深く抉られた瞬間、膣奥の1点に突き上げる感覚が走った。
女の身体がびくんと痙攣し、奥の奥まで甘いしびれが駆け巡る。
呪「ここが気持ち良いの……なら、何度でも突いてあげる。」
呪霊は腰を緩めず、律動を速めていく。
打ち付けられるたび女の胸が波打ち、乳首がぴんと尖って弾んでいた。
「ああああっ、やっ……! そんな、激しくしたら……っ、わたし……っ!」
濡れそぼった膣内が、呪霊の動きに合わせてじゅくじゅくと淫靡な音を立てる。
液が太腿まで滴り、床にはとろとろと甘い蜜が垂れていた。
呪「よく聞いて。君の身体は、今や完全に快楽を求めてる。ほら、自分の声を聞いてみて──どれだけ感じているか、否定できる?」
喘ぎ声が止まらない。
押し殺そうと唇を噛んでも、喉の奥からこぼれるように甘い声が漏れる。
「んっ……あ、あぁっ……やぁ……とまらない、の……っ。」
耳まで熱くなり、思考が霧の中に沈んでいく。
何度も突き上げられ、膣奥がとろとろに溶けていく。
擦られるたびに、快楽の波が脳天に届きそうになる。
突き込まれ押し広げられ奥を乱暴に責められるほど身体はより濡れ、より強く締まり──
悦びを覚えてしまう。