• テキストサイズ

あなたに出逢う

第2章 本能寺



「政宗は信長様と同盟を組んでいる武将で、奥州の名家、伊達家の当主だ」

隣の馬から秀吉さんが生真面目に付け加える。

「ご親切にありがとうございます‥」

言い終えた途端、馬が勢いよく駆け出し、私は咄嗟に政宗さんの甲冑にしがみついた。

「おい、政宗、落とすなよ」

「当然だ。しがみついてろよ、美桜」

「へ?」

「信長様は先に出発なさった。お前達を連れてこいとの命だ」

「「なっ‥‥」」


驚く間も与えず、馬はスピードを上げ、

「ここは、、」


「着いたぞ、織田軍の膝下‥‥安土城だ」



/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp